長谷川京子

およそ1年前に買った写真集をようやく開封、鑑賞しました。
とても素晴らしい内容でした。
何と言うか、被写体がものすごくキレイに写っている。キレイ
と言うのは単純な写りの良さではなく、眼の前で見ているかの
ような、或いはそれ以上の表現力。
すごく自然な表情が印象的です。そして巻末で本人の言葉として

見てもらいたい姿を考えたり、人に見せるために自分を演出するの
ではなく、なによりこの瞬間の自分と飾らない私自身を残して
おきたかった。

これから私は、何度もこの写真集を開くことだろう。

できることなら、一度ページを閉じて、数日後、また開いて見て
欲しい。そのときの天候や見る人の体調、見る場所や時間帯などに
よって、まったく違う私がここにいるはずだ。
長谷川京子『keyoflife@長谷川京子photo book』ぺんぎん書房 より抜粋)

とある。
1年経った今、彼女は何回この本を開いただろう。


またこの本を開こうと思う。彼女に勧められたからではない。自然と
そうしたいと思うから。